クマテクブログ

日々のメモ

uGUIでスナップスクロール

調べてみたところuGUIにはスナップスクロールの機能がないようです。
スナップスクロールとはiPhoneのホーム画面などで見かけるスクロールすると次のページでピタッと止まるスクロールの事です。


よく使う機能だと思うので調べてみたらこちらの方が同様の機能を作成してくれていました。
qiita.com


しかし使ってみたところ画面の半分程度スクロールさせないと次のページにスクロールしてくれずサクサクスクロールさせるのが難しかったのでスクロール量を指定できるように改善してみました。

https://raw.githubusercontent.com/wiki/cyario/SnapScroll/images/snap-scroll.gif


こちらのプロパティでどれだけの距離をスワイプすれば次のページに行くのかコントールができます。

public float scrollWeight = 0.1f;


またScrollToを使ってScriptからスクロールさせることも可能です。

public void ScrollTo( int x, int y)


ほとんど上記の方のコードを流用してますが不具合や要望があればご連絡お願いします。

自作でImageEffectを作ってみる

UnityにImageEffectというものがあります。PostEffectなどとも呼ばれているようです。
レンダリング後のイメージにエフェクトをかけるもので、よくあるカメラアプリのフィルターをイメージすると分かりやすいかもしれません。
[参考]
www.appbank.net


RPGエンカウント時に画面をぐにゃーと歪ませたりさせたり、
FPSでダメージを受けた時に一瞬ネガポジ反転させたりとゲームでも様々な場所で活用できそうですね。


さて、では早速ImageEffectを自作してみます。


下記の様にGraphics.Biltの第三引数に自作したShaderをつけたMaterialをつけて、このスクリプト自身をカメラにアタッチしてあげるだけで簡単にImageEffectがつくれます。

using UnityEngine;
using System.Collections;

[ExecuteInEditMode()]
public class MyImageEffect : MonoBehaviour {

    [SerializeField] Material material;

    void OnRenderImage(RenderTexture src, RenderTexture dest)
    {
        Graphics.Blit(src, dest, material);
    }
}


まずは簡単なネガポジ反転シェーダー
f:id:Cyario:20160408104003g:plain

Shader "Custom/Negaposi" {

	Properties
	{
		_MainTex ("Texture", 2D) = "white" {}
	}

	SubShader
	{
		Cull Off ZWrite Off ZTest Always

		Pass
		{
			CGPROGRAM
			#pragma vertex vert
			#pragma fragment frag

			#include "UnityCG.cginc"

			struct appdata
			{
				float4 vertex : POSITION;
				float2 uv : TEXCOORD0;
			};

			struct v2f
			{
				float2 uv : TEXCOORD0;
				float4 vertex : SV_POSITION;
			};

			v2f vert (appdata v)
			{
				v2f o;
				o.vertex = mul(UNITY_MATRIX_MVP, v.vertex);
				o.uv = v.uv;
				return o;
			}

			sampler2D _MainTex;

			float3 frag (v2f i) : SV_Target
			{
				float3 color = tex2D(_MainTex, i.uv).rgb;
				return float3(1, 1, 1) - color.rgb;
			}
			ENDCG
		}
	}
}

docs.unity3d.com
こちらのドキュメントを参考にして、
この部分でテクスチャ(カメラに表示されている部分)を拾ってきます。(unformはつけてもつけなくても良さそうです)

Properties
{
	_MainTex ("Texture", 2D) = "white" {}
}
sampler2D _MainTex;


そしてあとはFragment Shader内でテクスチャに変化を加えてあげれば出力が変化します。

float3 frag (v2f i) : SV_Target
{
	float3 color = tex2D(_MainTex, i.uv).rgb;
	return float3(1, 1, 1) - color.rgb;
}


基本的にImageEffectをかけたいというだけであればVertex Shaderなどその他の部分をいじる必要がありませのでテンプレートとしてこれをコピーして必要に応じてFragment Shaderをいじくると簡単に作れると思います。

Unityで出力したapkファイルからC#のソースコードを見る方法

Unityで作成されたapkからC#ソースコードを見る方法があります。

まずapkが必要なのでここからapkをDLしてみました。
apkpure.com


  • STEP1. apkの拡張子をzipに変更して解凍します。

f:id:Cyario:20160407122105p:plain

  • STEP2. assets/bin/Data/Managedの中にあるAssembly-UnityScript.dllをMonoDevelopにドラッグ&ドロップします。

f:id:Cyario:20160407121316p:plain



たったこれだけでC#ソースコードが見えてしまいます。(書き換えも可能です)
f:id:Cyario:20160407121402p:plain


簡単ですね。


パスワードの様な文字列を生のままハードコードしたりすると危険ですね。
また製品としてリリースする際にはCodeGuardのようなAssetを使って難読化するのもいいと思います。
https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/8881



※現時点ではExperimentalになっていますがMonoではなくIL2CPPでビルドするとソースコードを見る事ができなくなります。
tsubakit1.hateblo.jp